「リニアコライダーを使えば宇宙誕生の一兆分の1秒後の世界を知ることができる」とのこと。それを知ることで世界の根源となる法則を導き、その法則で一兆分の1秒よりさらに前の瞬間を割り出すことができるのだそうだ。つまり博士たちはリニアコライダーを使って
宇宙誕生の瞬間にどれだけ近づけるかに挑戦しているわけだ。
またこんな話も聞いた。素粒子物理の世界では人種や宗教の壁を越えて、世界中の研究者たちが協力してひとつの目標、すなわち宇宙誕生の秘密に向かって研究しているのだそうだ。実験の成果はみんなで共有して、
みんなでさらに次のステップに進む。そんな研究者たちの情報伝達のためにいまぼくらが愛用しているインターネットが誕生したのだそう。そこにはなんの利権もない。科学の平和利用。ホント何から何までスケールが大きい。
見学前からリニアコライダー計画は応援するつもりでいましたが、博士達に会って、話して、その想いはさらに強くなった。
彼らなら何かやってくれる。そんな期待を持たずにはいられないのです。世界でひとつだけの次世代加速器「リニアコライダー」の建設地は2009年に決まる予定だ。できることなら日本に作られればいいなぁ。研究自体も魅力的だけど、世界中のスケールの大きな人達に会える機会が増えるってだけでも楽しみだからだ。日本にできた暁には、ぜひとも“社会科見学”させていただきたいものである。
ぴろり、さん●『社会科見学に行こう!』主宰

個人では見学しづらい施設や史跡などへの見学を、ネット上で参加者を募って企画する、大人気コミュニティサイトを運営中。参加可能年齢は20歳以上、大人のための社会科見学の楽しみ方を追求している。
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