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2009年08月10日

オープンソースの話

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皆様

財務大臣の与謝野馨さんが、パソコンについて語っている様子が
web 上で配信されています。
与謝野さんといえば、ILC にとても理解のある方ですが
与謝野鉄幹・晶子の孫ということから
文系の方という先入観がありました。

ところが web を見ると、パソコンやコンピュータ技術に
とても造詣が深いことがわかります。(というよりもオタクに近いかも)
今回は、オープンソースについての話もされています。
オープンソースというのは、コンピュータのソフトウェアの
プログラムを公開してみんなで開発していこうというものです。
Linux や Firefox が有名ですね。

私も Firefox を愛用していますが、世界中の人が拡張機能を開発していて
自分の好みに合わせてカスタマイズできます。
私のパソコンの OS は Windows ですが、
その中で使っているソフトには、オープンソースのものがかなりあります。

最近、高エネルギー物理学の研究では、
Linux を使うことが多くなっています。
(高エネルギー業界で根強い人気のある MAC OS も
BSD という Unix 系の OS です。)
私はここ何年か、パソコンは文房具として使うことの方が多くて
日常は Windows を使っています。
先日久しぶりにシミュレーションをする必要があって
Linux を使いました。

(何のシミュレーションかって? 
先日報告した「物理学から見た空想科学」のネタ作りのために
空気中で陽電子を飛ばしたらどうなるかやってみたのでした。
何の事か分かりにくいでしょうか?
陽電子の後に「砲」ってつけてみて下さい。)

Linux もずいぶん使いやすくなって、
文房具ソフト(これもオープンソースですね)もずいぶん充実してきました。
この先どうなっていくのでしょうか。
OS はまだまだ Windows が大きなシェアを占めていますが
google が近々オープンソースの OS を出すようですし
どう変わっていくのか楽しみでもあります。

ところで、オープンソースの話の中で与謝野さんは “TRON” にも
触れられていました。
TRON と言えば、携帯電話や自販機など
私たちの身の回りの機会に広く普及している OS ですが
日米貿易摩擦の荒波に揺さぶられた歴史でも有名です。

もし貿易摩擦などなく、TRON プロジェクトが順調に進んでいたら
オープンソースはもっともっと普及していたかもしれない。
歴史に「もし、たら」をいっても仕方ないですが
与謝野さんの話を聞いて、久しぶりにそんなことを思い出しました。

高橋 徹より

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